風ノ景色 祈リノ彼方

-square any time-

捨て身と身投げ

今日は、本の所感です。

『禅とハードル』為末大、南直哉


二人の対談形式で成り立っていますが、南直哉さんがかなりの割合で占めています。この本で二人が所謂、「世間」に対して本音で切り込んでいきます。

例えば、努力しても叶わない!

などということなどをテーマにし、

それを言っちゃお終いのところを突き詰めていく感じなのですが、まあ、あの、一般常識の闇を疑えない人は読んで駄目な本。読む人には劇薬。私には劇薬な本。

で、この本の中で、物事はとどのところ博打だと言っています。要はやっても、見返りなんかないかもしれない、あってもずっと後かもしれない。

だから、本当にわからない時、最期は人生は、「身投げ」でやるしかないと。
※最期の手段にしたほうがいいらしいデス(笑)

まあ、私も、そうなのかなと思いますが、この身投げという表現。面白くて。

思うのですが、同じような表現で「捨て身」という表現があります。

これはどう違うのでしょうか。。ふと。

身投げだと・・・自分の命を投げていきく。なげやり感がありますが、ある意味で力んでいない、肩の力が抜けているのではとの感じもします。身を委ねていく一心さが。

一方、捨て身・・・物事に真剣になる。体当たり。身投げより前向き。身を委ねるのではなく、切り開いていく感じがする。


私の場合、捨て身といっても、自分のことが可愛く、本当に捨てることなんか出来ないんじゃないかと思いますが。


ふと、疑問になり。以上、面白くない、今日でした。