風ノ景色 祈リノ彼方

-square any time-

起用なのは危険

起用ってのは危険だと前から思ってて。


起用な人を見ていておもうのは、自分のやり方の根本を疑わないところだ。習った基礎的な事をベースに、人よりもちょっとアレンジをきかす事ができる。が、それって多くの場合効率性だけであって、例えば物が平均より多く売れるとか、後は既存の物がちょっと性能的になっただけのこと。で、「俺は出来る」という。いかんせん周りよりは出来るから肯定を離れる事が難しい。

でも世の中には、一線を越えた人が必ずいて、まさかこんなやり方でっていう人がいる。そういう人のやり方って今まで自分が基礎だと疑わなかった根本から違う。

不器用でよかったのはどうしても力がないから本とかにあたるしかなくて、そこで、そんなやり方があるのかという視野の拡張と感動だとおもう。